第9回「フランス/パリ再訪編」
パリに再び、戻ってきました。
実は、どうしても行きたい場所がありました。
その店を探していると……広場の前にキオスク発見!
雑誌や新聞がかなりの量、置かれています。
エクスプレスという、アエラみたいな雑誌を良く見かけます。
お店発見!
バスチーユ広場にある、「カフェ・デ・ファール」。
通称「カフェ・フィロ」です。
普通のカフェかと思いきや、毎週末になると「哲学カフェ」になります。
哲学好きのフランス人が集まって、ただ議論するだけみたいですが、
こういうのって憧れますね。しかも無料で参加できるそうです。
料理も、とても美味です!
11区にあるセレクト雑貨屋店のブックカフェが、
スゴイとの噂。
それが、ここ「merci」です。
いきなりクリスマスツリーが、フィアット500で
衝撃を受けました。
倉庫のようなシンプルな店内。
入り口から想像できないほど奥行きが広く、
センスのいい、様々なジャンルのセレクト雑貨が並んでいます。
文具も充実していました。
雑貨がどれも、オシャレで美しく、見ているだけでも刺激を受けます。
この界隈に来たら、ぜひここは行ったほうがいいと思います。
そして「merci」にある古本カフェがこちら!
すごいです、ここ。壁一面本棚。
そこにいるだけで、クラクラします。
人気がありすぎて、なかなか入れません。
そして、セーヌ川沿いのブキニストへ。
歴史の古い、本の青空市です。
晴れた午後になると、蓋が開いて本屋さんになります。
結構、年代が古い本が多いので、発掘感があります。
ひとつのお店が、いくつも箱を持っているので、
誰が店員さんなのか、よくわかりません。
こういうレイアウトがフランスっぽいですね。
そして、最後に紹介したいのが、ここ「Shakespeare & Co.」です。
ここは、世界中の本屋マニアの聖地のような存在です。
店内は、年代を重ねた古書の香り。
タイムスリップしたような感覚に陥ります。
本棚に大胆に花が活けてあるのが
素敵です。
小説家になりたい人は、ここで働きながら滞在できるそうです。
すばらしい仕組み。
あまりに素晴らしくて、言葉を失います。
また必ずここに来なければならないという気持ちになりました。
6次元もこんな美しい本屋さんに
少しでも近づきたいところです……。
そういえば、パリで電子書籍を見かけないな……。
と思っていたところ。
帰りの空港で発見!
フランスでもいろんな電子書籍が
じわじわ普及し始めているようです。
でも、まだまだ紙の本が強いフランス。
未来は、どうなっていくのか、とても気になりますね。
3回分フランスの本屋さんを紹介しましたが、
実は、これは、ほんの一部です。
あまりに本屋さんが多く、どこも素晴らしいので「パリの本屋図鑑」を作らなければ
いけない気がしています。
どこかの出版社で、作らせてくれないでしょうか?
『パリの本屋さんぽ』……。
[世界の果ての本屋さん:第9回 了]
(次回は、「シンガポール編」です!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈フランスについて〉
正式国名:フランス共和国(French Republic)
首都:パリ(Paris)
面積:63万2,834平方キロメートル(うちフランス本国は平方キロメートル)
人口:6,558万6,000人(2013年)
言語:フランス語
宗教:カトリック、イスラム教、プロテスタント、ユダヤ教
国の標語:自由、平等、友愛
国内総生産:2兆8,080億ドル(2012年、世界5位)
日本からのアクセス:羽田空港からシャルル・ド・ゴール空港(パリ)への直行便で約12時間
[在日フランス大使館のホームページ・外務省・トラベルノートより]
COMMENTSこの記事に対するコメント