第26回「ニュージランド編」
「明後日からNZに行ってくれないか……。
家ごと引っ越しをするのがおもしろいし、
戦車で車をつぶすストレス発散サービスも撮影してきて欲しい」
「……。」
という事で、突然やってきたオークランド。
あまり慣れていないバラエティ番組の仕事を受けてしまったため、
4日間ほどの滞在の間にいろいろおもしろい映像を撮らなければいけない。
とりあえず何かスゴイ衝撃映像を撮って来ればいいらしいが……。
困った。
オークランドは、ニュージーランド最大の都市です。
高さ328メートルの南半球で最も高いスカイタワーがシンボル。
ビルの上からバンジージャンプが楽しめるというすごい町です。
(もちろんこれも撮影しました)
さらに、世界有数のヨットの町といわれるように、海岸沿いは、びっくりする光景……。
普通のサラリーマンの多くがヨットを持って楽しんでいるという豊かな国です。
まずは、ヨットの全自動駐車場を撮影し、その後本屋さんへ。
オークランドの本屋さんと言えば、クィーンストリートにあるウィットクール。
http://www.whitcoulls.co.nz
クリスマスの季節には、20mほどの巨大なサンタが飾られることで知られています。
本屋さんですが、文具や玩具もあるし、CDもDVDも売っていてビレバン的な感じですね。
この本屋さんに入って驚くのが、値段の付け方。50%割引は当たり前。
新刊がどんどん値引きされて売られています。日本では見かけない光景なので、違和感を感じます。積みかたも少々雑で、縦横おかまいなく並べられています。でもなんかワクワクする本屋さん。
レジの横では、電子書籍Koboも売られていました。
そして、無事に2日かけ、車ごとの引っ越しも撮ることに成功。
クライストチャーチでの戦車の撮影も無事に終わりました。
結局、4泊5日滞在したものの本屋さんは1軒しかまわれず……。
移動中も見かける事はありませんでした。
本を読んでいる人も少ないような気がしました。
オークランドは、自然があまりに豊かで、いつも温暖な気候。
こんな素晴らしい国にいたら、悩んだりしなくなりそうだし、
難しい本は、読む気にもなれません。
なかなか自然と本屋さんとの共存は難しいようです。
[世界の果ての本屋さん:第26回 了]
(次回の世界の果ての本屋さんは「トルコ編」です!)
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〈ニュージーランドについて〉
正式国名:ニュージーランド(英語:New Zealand/マオリ語:Aotearoa)
首都:ウェリントン(Wellington)
面積:27万534平方キロメートル(日本の約4分の3)
人口:約440万人(2012年5月末、NZ統計局推計)
民族:欧州系(67.6%)、マオリ系(14.6%)、太平洋島嶼国系(6.9%)、アジア系(9.2%)、その他(12%)
言語:英語、マオリ語、ニュージーランド手話(2006年より)
宗教:キリスト教(55.6%)
平均最高気温:20〜30℃(夏季)、10〜15℃(冬季)
通貨:ニュージーランド・ドル(NZ$)
主要産業:酪農製品、肉類、林産品、水産物、バイオテクノロジーを含む科学技術分野、映画製作など
日本からのアクセス:成田国際空港からオークランド国際空港まで、ニュージーランド航空と全日空の共同運航便で約10時間50分~11時間(関西国際空港からの直行便はなし)。
[参考:外務省のページ、Wikipedia、地球の歩き方、ニュージーランド政府観光局公式サイト]
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