ヨルダンは、中近東にある小さな国。
塩分濃度が濃い「死海」や世界遺産の古代都市「ペトラ」で知られています。
スタバもアラビア文字。
マクドナルドもアラビア文字。
文字収集するには最高の町です。
そんなヨルダンの首都アンマンには、遺跡がたくさんあります。
古代ローマ時代の円形劇場や遺跡をよく見てみると、
彫られた美しいアルファベットがそのまま残っていて、
文字も今と変わりありません。
町そのものが一冊の歴史書のようです。
アンマンには、2軒ブックカフェがありました。
The Good Book Shopは、イスやソファーがあってのんびり本を選べる
素敵なお店。トークイベントも開催しているようで、6次元と似た雰囲気。
ちなみにヨルダン人男性がかぶる「ハッタ」は、赤と白の格子模様の布。
田舎の方に行くとみんなこれをかぶっています。
ヨルダンに住んでいる人々は、元々砂漠の遊牧民族。
アンマンにある路上の本屋さんも遊牧式でした。
本屋さんのおじさんがこんな事を言っていました。
「私たち遊牧民には、物欲がない。
自分がどこに住んで、何を持っているかより、
自分がどの方角を向いているかの方が、大切なんだ」
長いあいだ、砂漠を移動してきた遊牧民のおじさんの話も、
また一冊の絵本のようです。
ちなみにこちらは、ペトラで見た遊牧カフェ。
ロバに乗った「移動式カフェ」です。
メニューは紅茶のみですが、心に染み渡りました。
[世界の果ての本屋さん:第3回 了]
(次回は、ロシア「サハリン編」です!)
【ヨルダンについて】
正式国名:ヨルダン・ハシェミット王国(Hashemite Kingdom of Jordan)
首都:アンマン(Amman)
面積:8.9万平方キロメートル(日本の約4分の1)
人口:648万2081人(2013年推計)
宗教:イスラム教スンニ派92%、キリスト教6%、そのほか(イスラム教シーア派、ドルーズ派など)2%
言語:アラビア語(英語も通用)
アクセス:アジア、中東各都市(ドバイ、アブダビ、ドーハ、イスタンブール)経由で14~16時間。
ヨーロッパ経由だと17時間ほど。日本からヨルダンまでの直行便はない。
[外務省 ヨルダン基礎データのページ/地球の歩き方より]
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