第4回 紙には重さがある
先日のことだが、神田の古本まつりに行ってきた。通りにはたくさんの書店が店を構え、様々なジャンルに渡る数えきれない量の古本が所狭しと並んでおり、訪れた人たちは各々が関心のある分野の本をただひたすらに掘っていた。
自分の好きなものについて興味の赴くままに探求できるという時間は、人生にとって最も美しく、幸せな瞬間の1つだと思う。
私も毎年出かける度に気になる本が見つかり過ぎて、ついつい買いすぎてしまう。しかもその時に自分が惹かれてしまうのはきまって、「図鑑」だ。古本まつりで見つかる図鑑は、一般の書店ではなかなかお目にかかれない「なんでこんなものを……」と思うような事象を編纂したものが多い。
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