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世界の出版統計を見て考えた

出版ニュース5月上旬号「数字でみる主要国の出版動向 世界の出版統計」記事を読んで。NDL-OPAC: http://opac.ndl.go.jp/articleid/10210619/jpn?ref=rss

記事によると世界の出版大国は、中国(約21万冊)、米国(約18万冊)、イギリス(約15万冊)、ロシア(約12万冊)、ドイツ(約10万冊)、インド(8万冊=2004年当時で現在はさらに増加していると思われる)、そして日本は7番目(8万台)である。

出版点数の多い日本に暮らしていると意外なのだが、世界を見渡せば出版点数の多い国の方が少なくて、それ以外の国は輸入が現実といえる。たとえば台湾の誠品書店などには、日本語の女性誌などが山積みになっている。

台湾の出版人に言わせると、自国による出版物は全体の2〜3割で、残りは海外翻訳物、そして日本語の雑誌のような外国語書籍の輸入(日本で言うところの洋書)という。自国のコンテンツ創出力が弱いと嘆いていたことを思い出した。

担当・清水