COLUMN

菅俊一 まなざし

菅俊一 まなざし
第9回「平積みの一番上に置かれている本は汚い」

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第9回 平積みの一番上に置かれている本は汚い

書店に行くと、この連載の影響というわけではないのだが、ついつい色々な人の行動を観察してしまう。ぼんやり売り場を眺めていると、多くの人が気がつく最も特徴的な行動として「平積みの本を買う時には、何故かみんな一番上の本ではなく上から二番目の本を取る」というものがある。

当初私がこの行動を見かけた時に、その理由として考えていた仮説は「平積みの一番上にある本は、みんなが触ったり立ち読みしたりするため、本が汚くなっている。だから、購入する際はきれいな二番目の本を取っているのではないか」というものだ。

しかし、しばらく観察していると、立ち読みできないビニールで包まれた本であっても、上から二番目の本を取って購入しているケースを見かけたので、必ずしも「立ち読みの繰り返しによって本が劣化しているので上から二番目を購入している」という仮説が正しいとは言えない。

書店に訪れる度にそんなことを考えていたのだが、ある日、その考察をより進められるきっかけになるような出来事が起きた。

★この続きは、DOTPLACEの書籍レーベル「DOTPLACE LABEL」から発売された
電子版『まなざし』からお読み頂けます。

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PROFILEプロフィール (50音順)

菅俊一(すげ・しゅんいち)

1980年東京都生まれ。研究者/映像作家。人間の知覚能力に基づいた新しい表現の在り方を研究し、映像や展示、文章をはじめとした様々な分野で活動を行なっている。主な仕事に、NHK Eテレ「2355/0655」ID映像、modernfart.jpでの連載「AA’=BB’」、著書に「差分」(共著・美術出版社)など。2014年4月より多摩美術大学美術学部統合デザイン学科の専任講師に就任。 http://syunichisuge.com/


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佐藤 雅彦 (著), 菅 俊一 (著), 石川 将也 (著)
単行本: 210ページ
出版社: 美術出版社
発売日: 2009/3/31