フランクフルトブックフェアの歴史が500年と聞いてさすがに嘘か勘違いだろうと思ってしまいましたが、考えてみたらグーテンベルクはドイツ人でした。ウィキペディアの「歴史」の項目にもこうあります。
フランクフルト・ブックフェアは500年以上の歴史を有する見本市である。15世紀半ばにヨハネス・グーテンベルクがマインツで活版印刷を発明したさほど経たない時期に、すぐ近くのフランクフルトで地元の書籍商らによって最初の本の市が開かれた。
この市は17世紀末までヨーロッパでもっとも重要な本の見本市となってきたが、政治的・文化的要因により18世紀の啓蒙時代にはライプツィヒの書籍見本市がより重要となり、フランクフルトの地位を奪った。
第二次世界大戦後、1949年にパウルス教会で戦後最初の書籍見本市が再開された。その後、出版都市ライプツィヒが東ドイツ側になったこともあり、西ドイツ側のフランクフルトがヨーロッパ最大の書籍見本市の地位に返り咲いている。
フランクフルト・ブックフェア – Wikipedia
当時(といっても16世紀半ばのものなので、この時すでに100年の歴史を誇っていることになる)のカタログの表紙画像もウィキペディアにあがっていたので嘘じゃないのです。
そして2013年現在、このカタログの役割は専用のアプリに取って代わられています。
……ということには、実は帰国後今日まで気がつきませんでした。現地では「カタログとかないのかな、不便だな」と思っていたら、まさか専用のiphoneアプリがあったなんて!当然Android版もあります。
いかに何も準備せずに行ったかがいきなり露呈していますが、ともあれそんなわけで行ってきたので、これから何回かに分けて現地の模様をレポートしたいと思います。
[その2へ続く]
※「内沼晋太郎の本屋雑録」は、DOTPLACE編集長・内沼晋太郎による不定期コラムです。
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