気鋭のイラストレーターや美術家を毎月起用し、本/読むこと/書くこと/編むこと にまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
第1回目は、鮮烈に頭に残る文言を携えた一枚絵をTumblrで日々更新し続ける、人気沸騰中のイラストレーター・うえむら氏の登場です。
うえむらさんに聞きました
――どのようなイメージで『Character』を制作されましたか。
文字が持つ静けさと爆発力みたいなものが同居している、その矛盾しつつも不思議にしっくりくる雰囲気をぼやんと考えました。
――うえむらさんが普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
ひとつはキャラクターを画面から浮かせること。キャラクターを白で抜くとか、背景に情報量の多い実写写真を使ったりして、絵を平面で切り離すことは意識しています。
もうひとつはあまり深く考えないことです。迷って行き詰ったらすぐに最初から描きなおします。勢いとフィーリングが大切だと思っています。
――うえむらさんの好きな本を1冊教えてください。
岡田淳さんの『ようこそ、おまけの時間に』です。児童書なのですが大人になった今でもよく読み返します。それほど派手なお話ではないのですが、子供のころに感じたドキドキワクワクが詰まっていて読んでいてとても楽しくなります。
児童書なので文字数も少なく、スッキリまとまっていてそれもとても気持ちが良いです。
――ありがとうございました!
[DOTPLACE GALLERY #001:うえむら 了]
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