INTERVIEW

DOTPLACE GALLERY

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#026:マメイケダ

今月の1枚:『海』(※クリックで拡大できます)

今月の1枚:『海』(※クリックで拡大できます)

気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2016年8月期のゲストは、関西をベースに活動し、展示などでも密かに熱視線を集めているイラストレーターのマメイケダさん。クレパスで豪快かつ繊細に描かれる、食への偏愛が溢れた「ごはん日記」をはじめ、どこか根源的な知覚を刺激するような作品群を日々精力的に生み出しています。

マメイケダさんに聞きました

——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。

 「旅」です。
 ある方が話していたことですが、「本」と「旅」ってなんか存在が似ています。
 簡単に言うと、なくても生きていけるけど必要なものなんですよね、どちらも。
 今回何描こうとなった時、真っ先にその事を思いだしたので、海が描きたいなあとなりました。

——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。

 特にありません。
 シンプルですが、気持ちが伝わる絵を描きたいなあ、とはいつも思います。
 画材はいつもサクラクレパスを使っています。

——マメイケダさんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。

 一冊といっても選びきれないので、どうせ挙げるなら…という理由にもなっちゃいますが、
 『旅行記』〈前編〉〈後編〉(佐藤貢・著、iTohen press)は私にとって、大切な本の中の一冊であると思います。
 
 私も著者である佐藤さん(作家さんでもあります)は今年知ったのですが、なんですかね。すごいですよ。そして作品もすごい!
 全然伝わらないかと思いますが、騙されたと思ってよかったら皆様もぜひ、読んでみてください!

——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。

 9月に大阪箕面にある「けんちくの種」で個展、
 11月に京都にある「誠光社」で個展いたします。11月の個展では「本」も出す予定でいます。
 よろしくお願いいたします!

[DOTPLACE GALLERY #026: マメイケダ 了]


PROFILEプロフィール (50音順)

マメイケダ

1992年生まれ。島根県出身、大阪市在住。画家/イラストレーター。食べたごはんをよく描いている。HBファイルコンペ Vol.26 副田高行特別賞、Vo.27 仲條正義賞。作品集に『味がある。』(誠光社)、『ふうけい』(iTohen)。『本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅』(誠光社)、『東京近江寮食堂』(光文社、渡辺淳子・著)装画など、書籍や雑誌の仕事も多数。


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