気鋭のイラストレーターや美術家を毎月起用し、本/読むこと/書くこと/編むこと にまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2015年最初の作品は、名古屋を拠点に活動するアーティスト・鷲尾友公(わしお・ともゆき)さんに制作して頂いた2点のドローイングです。昨年11〜12月にON READINGで行われた個展「ウォーホルの日記」の続きとも言えるこれらの作品。アンディ・ウォーホルの口述日記『ウォーホル日記』(文藝春秋)のページ上に施されたドローイングとその合間に浮かび上がる文字列のコントラストは、ぜひ拡大してお楽しみください。
鷲尾さんに聞きました
――どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
先日千葉県を1日掛けて散策した際、レンタサイクルでレイラインという橋を渡った時に受けた風を思いだして描きました。
――鷲尾さんが普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
自宅では気持ちいい朝を迎えて清々しい目覚めが行われたかどうかで随分変わります。(ほぼ出来ていません。)
スタジオでは自分の内側へ気持ちよくポトンっと落ちているかどうかという感覚を大事にしています。
――鷲尾さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
造形思考ノート収集家として、現状、粟津潔の『造形思考ノート』です。
または赤塚不二夫の『名人』
2冊になってしまいました。すみません。
あ、町田康の『正直じゃいけん』は旅先にいつも持って行きます。
結局3冊になってしまいました。ごめんなさい!!
――今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
手君活動家として立体作品を制作しようと考えているのですが、
一週間後にその気持ちがどの様に変化しているかわからないので未定です。
これからclub MAGO(近所)でKEN ISHIIのDJ聴きに行ってきます!
――ありがとうございました!
[DOTPLACE GALLERY #010:鷲尾友公 了]
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