気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。2021年7月期の担当は、多層的なコラージュを愛らしいかたちに昇華する、イラストレーターの原田俊二さんです。素材の手触りや奥行きからも、ページからあふれ出るワクワクを感じずにはいられない。ぬくもりのある作品を描き下ろして頂きました。
原田俊二さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
本の創る世界、ページをめくる時のわくわく感が描きたくて。やっぱり飛び出す絵本を描きました。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
パステル、色鉛筆、コピー機でテクスチャをいれた紙でコラージュしています。
製作する上で重視していることは、質より量だと思ってなるべくたくさん描くようにすること。それと、猫背にならないように気をつけております。
——原田俊二さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
『アンネの日記』 アンネ・フランク 著
しっかり読んだのは大人になってからなのですが。読んでいて、読む前、読んだ後も。たくさん色々な事を考えました。
そういった意味で自分にとって、とても大切な本です。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
7月2日~7日まで HBギャラリーにてグループ展
10月末にはondoギャラリーにて個展の予定があります。
どうぞよろしくお願い致します。
[DOTPLACE GALLERY #082:原田俊二 了]
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