気鋭のイラストレーターや美術家を毎月起用し、本/読むこと/書くこと/編むこと にまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2014年10月期は、パフォーマンスやインスタレーション、グラフィックデザインなど、幅広いジャンルを横断しながらエッジの利いた作品を生み出している関川航平さんにイラストを描き下ろしていただきました。
関川航平さんに聞きました
――どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
本を読んでいるうちに、だんだんと方法が目的になってしまっているような、そんな本末転倒感が出ればと思い描きました。
――関川さんが普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
イラストに限っていえば、描いているときだけは、描いているものに疑問を持たないようにしています。
――関川さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
1冊だけ挙げるのが難しいですが、谷川俊太郎の『定義』はよく思い出します。
古本屋で偶然見つけてパラパラ読むうちに、非常に興奮し、急いでレジへ行き、古本屋を出て、一番最初に目についた喫茶店に入り、興奮したまま読んだ記憶があります。
――今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
いつか本の装丁のためのイラストを描きたいです。いつも本を読むとき「この本のイラストを描ければ…」とムンムンしています。
また、イラスト以外に、インスタレーションやパフォーマンス作品も制作しているので、過去作品もあわせてWebサイトを一度見ていただければ嬉しいです。11月には新しいパフォーマンス作品の発表の機会があるので、そちらもチェックしてもらえたらと思います。
http://ksekigawa0528.wix.com/sekigawa-works
――ありがとうございました!
[DOTPLACE GALLERY #008:関川航平 了]
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