気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2016年4月期のゲストは、インディペンデントマンガ雑誌『ユースカ』(ジオラマブックス)などで活躍されている嘉江さん。モノクロの線の中に生まれる乾いた空気感が、見る人の旅情をそっとかき立てる稀有な作家です。
嘉江さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
膨大な量の紙の束の中から一束選び取るというイメージから描きました。
——嘉江さんが普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
行った場所、行きたい場所を記録するような感じで描いています。
——嘉江さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
新潮文庫から出ている太宰治の『津軽通信』です。その本に収録されている「庭」という話が好きで10年以上の間読み返していたらカバーが千切れました。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
5月に発売される漫画雑誌『ユースカ』の5号に漫画が掲載されます。機会がございましたらお手に取っていただけたらと思います。
——ありがとうございました!
[DOTPLACE GALLERY #022:嘉江 了]
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