INTERVIEW

DOTPLACE GALLERY

DOTPLACE GALLERY
#022:嘉江

今月の1枚「古書店」

今月の1枚「古書店」(※クリックで拡大できます)

気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2016年4月期のゲストは、インディペンデントマンガ雑誌『ユースカ』(ジオラマブックス)などで活躍されている嘉江さん。モノクロの線の中に生まれる乾いた空気感が、見る人の旅情をそっとかき立てる稀有な作家です。

嘉江さんに聞きました

——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。

 膨大な量の紙の束の中から一束選び取るというイメージから描きました。

——嘉江さんが普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。

 行った場所、行きたい場所を記録するような感じで描いています。

——嘉江さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。

 新潮文庫から出ている太宰治の『津軽通信』です。その本に収録されている「庭」という話が好きで10年以上の間読み返していたらカバーが千切れました。

——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。

 5月に発売される漫画雑誌『ユースカ』の5号に漫画が掲載されます。機会がございましたらお手に取っていただけたらと思います。

——ありがとうございました!

[DOTPLACE GALLERY #022:嘉江 了]


PROFILEプロフィール (50音順)

嘉江(よしえ)

東京在住。漫画やイラストを中心に制作している。 http://mugoisiuchi.blogspot.jp/


PRODUCT関連商品

津軽通信 (新潮文庫)

太宰 治 (著)
文庫: 292ページ
出版社: 新潮社; 改版
発売日: 2004/10