気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。2022年6月期の担当は、Instagramへお花のアートワーク投稿が魅力的なグラフィックデザイナーの廣﨑遼太朗さんです。要素選びとコンポジションの妙、繊細な線と大胆な色面構成が、「読書」と「想像」の絶妙な関係性を浮かび上がらせています。
廣﨑遼太朗さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
読書する時にある、本、コーヒー、花瓶に入ったお花、「想像」を配置し、次第に「想像」が膨らみ、周りを埋め尽くしていく様子を描きました。
自由な曲線で有機的に形成された「想像」は、本は同じでも人それぞれ違う「想像」こそが、読書の楽しさであることを表現しています。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
主に線と面で構成したシンプルなグラフィックを制作しています。
シンプルかつ、繊細で緊張感のある表現を心がけてます。
特に、アウトラインや線の造形へのこだわりを大切にしています。
——廣﨑遼太朗さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
つばた英子・つばたしゅういち夫妻の『ときをためる暮らし』という本です。
「自分が良いと思う事」の大切さに気付きます。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
展示をしたいと思います。SNSで告知します。
自主制作も引き続きやっていきます、お仕事もお待ちしております。
[DOTPLACE GALLERY #093:廣﨑遼太朗 了]
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