INTERVIEW

DOTPLACE GALLERY

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#075:東ちなつ

今月の1枚(※クリックで拡大できます)

今月の1枚(※クリックで拡大できます)

気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。2020年12月期の担当は、ペインティング、コラージュ、ハンドクラフト等、平面と立体の世界を甘く幸せに表現するイラストレーターの東ちなつさんです。口元が隠れていても、想像力を携えた瞳の奥のつよいまなざしが印象的な一枚を描き下ろして頂きました。

東ちなつさんに聞きました

——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。

読書は色々と空想がつきものと思うのですが、 想像と夢が膨らむイメージを女の子と、これからの生活に欠かせないマスクに落とし込んで、ドローイングと砂糖細工で制作しました。

——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。

今を生きている、という気持ちに正直になること。自分自身が楽しむこと、でしょうか。 甘く夢があるものが好きなので、見た人を幸せにしたい、自分自身という存在も肯定して幸せにしたいという気持ちがよく沸き起こります。
普段から好きで使用している手法は、平面と立体を組み合わせること。 出身地である金沢の伝統菓子『金花糖』に触れることをきっかけに、砂糖で立体を作るようになりました。 それらをドローイングに組みあわせたり、砂糖細工でも色々な作品を作っています。
画材はアクリル絵の具、水彩絵の具、色鉛筆、砂糖細工は粉糖と水を練って作っています。

——東ちなつさんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。

イブ・サンローランの描いた絵本『おてんばルル』です。
光栄にもサンローランの書く英字に似ているということからオファーを頂き日本語版の書き文字を担当させて頂いたのですが、黒と赤のみで構成された珍しい絵本です。
小悪魔的で太っちょなルルが魅力的で可愛らしく洒落ていて、ブラックユーモアも効いている大好きな一冊です。

——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。

年明けからひな祭りになると砂糖細工のシーズンなので準備を進めています。
最近はipadで書くのも楽しく色々な発見があるので、アナログ、デジタルにこだわらず常に新鮮な気持ちで新たな表現方法を試していきたいなと思っています。

[DOTPLACE GALLERY #075:東ちなつ 了]


PROFILEプロフィール (50音順)

東ちなつ(ひがし・ちなつ)

アーティスト。 イラストレーター・砂糖細工作家。 ドローイングとペインティングを軸にシュガークラフト等、平面と立体を行き来しながら独自の世界を表現。 2015年より故郷金沢の伝統菓子『金花糖』をベースに新しい解釈で絵付けとデコレーションを施した砂糖の作品「NEW金花糖/NEW WAVE SUGAR」を展開している。主な仕事は、エディトルアル、広告、アパレルブランドとのコラボレーション、プロダクトデザインなど。 https://chinatsuhigashi.com Instagram @chinatsu_higashi


PRODUCT関連商品

おてんばルル

出版社: 河出書房新社
発売日 : 2009/5