気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
この3月のトップページを飾るのは、SNSやTumblrで粛々と作品を発表し、その確かな描写力で注目を集める歩さん。描く対象の中から微細な質感や光の肌理を掬い出して提示するその鮮やかな技術と観察眼は、今までにない視覚的快楽を私たちに与えてくれます。
歩さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
現実でいろいろと疲れたときは静かな空間で読書をしたいなという気持ちで描きました。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
見ていて気持ちのいい質感、量感、空気感を色で表現することです。
現在はiPad ProとApple PencilとProcreateを使っています。
——歩さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
寺田寅彦『科学と科学者のはなし』池内了編です。
日常の事柄の理由や関係を科学で考えるエッセイ集で、気楽に読めるので気に入っています。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
仕事も自主制作もどちらもたくさん絵を描いていきたいです。
[DOTPLACE GALLERY #032: 歩 了]
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