気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。2022年4月期の担当は、本の装画や挿絵などを数多く手掛けるイラストレーターの大塚文香さんです。ここちよい線と余白、そして古い印刷物の手触りが感じられるような色面。質感の妙を目であじわいたくなる、素敵なイラストを描き下ろして頂きました。
大塚文香さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
本を読む際、いつも様々な感情に襲われるので、無表情をキープすることを心がけるようになった人を描きました。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
自分が愉快な気持ちになることを大切にしながら制作しています。
画材はシャープペンシル、色鉛筆、Photoshopなどを使っています。
——大塚文香さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
私が生まれて初めて買った漫画『怪盗セイント・テール』です。
小学生の頃に少女漫画の絵を真似して描いていたことが、絵を描くことが楽しいと感じた原体験だと思います。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
2022年は7月に東京で個展を予定しています。
ご高覧いただけますと幸いです。
[DOTPLACE GALLERY #091: 大塚文香 了]
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