気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。2022年1月期の担当は、関西を中心に、音楽やアートなどジャンルを横断しながら活動する画家の阿野義知さんです。本と現実世界の境界を曖昧にするような、まどろむ読書の時間を、繊細な線で見事に描いて頂きました。
阿野義知さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
「本」にまつわるキーワードが想起されるものという事で、純粋にまず本を描き、そこからはなんでもいい。出てきたものを精査、選択し画面を埋めていくといった連想的に進めた絵です。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
重視している事、画材、技法、影響されているもの、などは日に日に、または年単位、期間は様々だけれども、自分の場合色々変わっていき様々な絵を描いています。絵を続け歳をとり、じいさんになった時どんな絵を好み描いているのか、興味があり、楽しみにしています。
——阿野義知さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
ドイツにいる友人のパートナーが贈ってくれた HEINZ KNOBLOCHの「Rund um das Bett」。パートナーとはまだ会った事はないのですが、旧東ドイツの本で押絵が私っぽいと贈ってくた大切な本です。ベッド周りで交わされる愛についての本らしいのですが、ドイツ語なので読めません。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
2022年1月2日より1ヶ月間オンラインストアがオープンしています。
奈良県在住の二人ユニット「スタジオダダダ」という名前で、毎シーズン、コンセプトにあわせた作品を製作しています。
Studio DADADA Online Shop
https://note.com/studiodadada/n/n95c5ff13d76e
2023年1月7日-1月22日「New Pure Plus」大阪 にて個展があります
[DOTPLACE GALLERY #088: 阿野義知 了]
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