気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2019年12月期の担当は、雑誌、書籍の装画や挿絵のほか、季節をテーマとした個人作品も魅力的な小幡彩貴さんです。日常生活のなにげない一コマから、ナラティブな詩情を浮かび上がらせてくれるような作品を書き下ろして頂きました。
小幡彩貴さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
本棚に収まらず生活の動線にある本。
毎日の隙間の時間に想像力という豊かさを与えてくれる。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
線に角を作らない。
iPadで下書き、Gペンでペン入れ、Photoshopで仕上げています。
——小幡彩貴さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
『ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情』 展覧会図録
展覧会でヴィルヘルム・ハンマースホイの作品に心を掴まれました。
当時学生で図録を買えなかったのですが、
何年後かに中古で見つけ意を決して買った大切な一冊。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
まだ予定はないのですが個展をしたいので、
作品を描きためていきたいと思います。
[DOTPLACE GALLERY #063: 小幡彩貴 了]
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