気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2020年3月期の担当は、今年1月に刊行された作品集『I’M HERE』も記憶に新しい、イラストレーターの間芝勇輔さんです。版画のようなタッチで描かれた墨絵の世界。ゆるやかな線と墨色の濃淡が、胸にじんわりと染み入る読書体験へと誘います。
間芝勇輔さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
「don’t make a scary face / 怖い顔しないで」
本読むときくらいは、ね?。というイメージです。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
最近は自然な線が出るよう意識しています。
なので描くイメージが出来たら、制作の時はバランス以外あまり何も考えてないです。
今回の作品もそうですが、墨汁を主に使います。もう10年以上は使ってると思います。
よく版画みたいですね、と言われるんですが紙と墨汁の相性がそう見せるんだと思います。
——間芝勇輔さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
大切な本を1冊というと……難しいのですが
周りの友達が作った本やZINEは大切なものだなーと思っています。
直にジワジワ〜ッて気持ちが伝わってくるというか。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
展示やイラスト、MVの仕事も進行中なので
これからも身近な友達と会ったり面白い人たちと関われたら、こんな嬉しいことないです。
あとは出不精がなおれば万々歳です。
[DOTPLACE GALLERY #066: 間芝勇輔 了]
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