気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2020年2月期の担当は、『御社のチャラ男』や、『想像のレッスン (ちくま文庫)』装画なども手がけ、幾何学の立体物を組み合わせた独自の造形物を描くアーティストのカワイハルナさんです。かねてより手掛けてきたジオメトリックなコンポジションとは、また一味ちがった作品を書き下ろして頂きました。それでもどこか通底する、フレームのなかに吸い込まれるような純化された空間性が、鑑賞者を本の中の世界へ誘います。
カワイハルナさんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
世界が溶けて本の中に入っていくイメージです。
今回は具体的なモチーフを描いてみました。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
普段はモチーフの形を一番重視しています。
納得のいく綺麗な形を見つける為にたくさんスケッチします。
構図はなるべく中央に配置するのと、綺麗な色を使うようにしています。
——カワイハルナさんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
画集や作品集が好きです。1冊には絞れません。
年代によって作品のスタイルが変化していくのを見られるから面白いです。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
4月に個展があります。
[DOTPLACE GALLERY #065: カワイハルナ 了]
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