INTERVIEW

DOTPLACE GALLERY

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#043:森泉岳土

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今月の1枚:「B&D」(※クリックで拡大できます)

気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2018年3月期の担当は、本格ゴシックホラー長篇『報いは報い、罰は罰』や、マンガと小説の雑誌『ランバーロール』なども手がける漫画家の森泉岳土さんです。装画や挿絵だけでなく、文学作品のコミック化にも取り組んできた森泉さんならではの、書物からひろがる世界の物語性を感じられる作品。イラストを眺めていると、その向こう側にある冒険譚を想像してみたくなります。

森泉岳土さんに聞きました

——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。

好きに描いているうちに、発想の連鎖がこのようなかたちに結実しました。

——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。

ゆらぎ、曖昧さ。暗さ。

——森泉岳土さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。

e.o.プラウエン「おとうさんとぼく」(岩波少年文庫)です。

——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。

井上荒野さんが読売新聞夕刊で連載されている小説「よその島」に挿絵を描かせてもらっています。
マンガではコミックビーム4月号から短期集中連載「セリー」がはじまります。

[DOTPLACE GALLERY #043: 森泉岳土 了]


PROFILEプロフィール (50音順)

森泉岳土(もりいずみ・たけひと)

水で描き、そこに墨を落とし、細かいところは爪楊枝や割り箸を使いマンガを描く。作品集にゴシックホラーの最新作「報いは報い、罰は罰」(上・下)をはじめ「ハルはめぐりて」「うとそうそう」「カフカの『城』他三篇」など。いとうせいこうフェスのメインビジュアルや大林宣彦監督作品「花筐/HANAGATAMI」ポスターなどイラストも多数。


PRODUCT関連商品

報いは報い、罰は罰 上 (ビームコミックス)

森泉 岳土 (著)
出版社: KADOKAWA
発売日: 2017/10/12
梱包サイズ: 18 x 13 x 1.8 cm