気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2018年12月期の担当は、雑誌、広告、書籍の装画などを中心に活躍中で、10月に作品集『ESCAPE』を上梓されたばかりのイラストレーター、箕輪麻紀子さんです。移ろいゆく窓景と、読み物に目を落とす女性の装い。そこには、流れる季節のなかの、大切な瞬間が閉じ込められているように感じられます。
箕輪麻紀子さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
最近、移動している時が一番読みものに集中していると気付き、
エリック・ロメールの映画に出てくる人物になったような気分で読書している人物を描いてみました。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
色彩と気持ちの良い形はずっと課題にしています。
使用画材はアクリルガッシュとリキテックスを混ぜて描くことが多いです。
鉛筆、色鉛筆で線画の仕事依頼も結構あります。
——箕輪麻紀子さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
Ed Ruscha “Los Angeles Apartments”
ずっと眺めていて飽きない1冊です。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
10月中旬にELVIS PRESSから『ESCAPE』という作品集をリリースしていただきました。
2018年12月21日~2019年1月6日まで、名古屋のbookshop & gallery ON READINGにて『ESCAPE』の原画展があります。
本も原画も合わせて観ていただけたらとても嬉しいです!
箕輪麻紀子 個展『ESCAPE』 | bookshop and gallery ON READING
箕輪麻紀子 個展『escape』 2018年12月21日(金)~ 2019年1月6日(日)
※年末年始休業:12月31日~1月2日
special event:12月21日(金)、22日(土) 詳細は近日中にup予定
onreading.jp
[DOTPLACE GALLERY #051: 箕輪麻紀子 了]
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