気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2018年9月期の担当は、書籍の装画をはじめ、音や文学性をまとったグラフィックを多数手がけられている、イラストレーターの柳智之さんです。架空世界の雑誌をイメージしたという作品からは、パラレルワールドに広がるカルチャーの息吹が感じられるようです。
柳智之さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
仮にパラレルワールドのような世界があったとしてそこで発行されている雑誌のイメージです。
読めない文字を描いていますが、もし読めたとしたら教えて欲しいです。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
ある程度、気を張らないようには気をつけています。
画材などは使えるものは何でも使っています。
——柳智之さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
本と呼べないかもしれないのですが、特に大切でもないのですが、今回の制作の過程で思い出したのは「ヴォイニッチ手稿」です。
謎の文字と謎の絵で埋め尽くされた謎の古文書です。
もし知らないということでしたら調べてみると面白いと思います。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
気の張りすぎに気をつけつつ絵を描いていきます。
[DOTPLACE GALLERY #048: 柳智之 了]
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