気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2018年10月期の担当は、アクリル絵の具によるペインティング+コラージュの手法でビジュアルを制作、書籍の装画や、音楽関係のアートワークなども手がけるササキエイコさんです。紙に定着された素材の手触りや、抑制のきいた彩度。それらをじっと眺めてみることで、本の構造が立体的に見えてくるような、不思議な感覚がもたらされます。
ササキエイコさんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
読むのも好きですが本の形状が建築的で好きなのでそれを活かす構図でビジュアルをつくりました。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
シンプルさと強さです。今回のようなコラージュでは自分で印刷した紙と集めた新聞紙などを使います。
——ササキエイコさんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
安部公房『箱男』
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
しばらく展示はないのでその間に化石のようなホームページをなんとかします。
[DOTPLACE GALLERY #049: ササキエイコ 了]
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