気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
2018年7月期の担当は、書籍の装画や雑誌の挿絵をはじめ、イベントのキービジュアルなども手がけるイラストレーターのほりはたまおさんです。自然がもつ美しいプロポーションを、静謐な筆致で描きだす線がとても心地よい作品。読書の時間が一服の清涼剤と感じられる、この季節にぴったりな一枚を書き下ろして頂きました。
ほりはたまおさんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
本を読む女性をモチーフに描きました。
夏なので冷たいレモンティを添えて、昼下がり、ちょっとした休息の時間のような。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
ここ数年は〝軽やかさ〟です。
常にミニマルな絵でありたいと思っています。
——ほりはたまおさんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
池澤夏樹さんの『スティル・ライフ』という小説です。
冒頭にある詩のような文章に、生き方の軸になるものを見つけました。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
展示活動はもちろんですが、パッケージや広告のお仕事を手掛けてみたいですね。
ぜひ、お声がけお待ちしております。
[DOTPLACE GALLERY #046: ほりはたまお 了]
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