気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。2021年11月期の担当は、待望のSF漫画短編集『グッバイ・ハロー・ワールド』(rn press)とイラスト作品集『宇宙(ユニヴァース)』を上梓されたアニメーション作家・イラストレーターの北村みなみさんです。まだ見ぬ世界を卓上に描き出すという、イリュージョナルな出来事。書き手の想像力にそっと寄り添ってくれるような作品を描き下ろして頂きました。
北村みなみさんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
何かを書く(描く)行為は、日常の中で集まったアイデアの霧のようなものを少しずつ形にしてゆく作業というイメージがあります。
たくさんのアイデアの霧たちが、形にしてもらうのを待っている様子をイメージして制作しました。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
描いている人物の人となりやシチュエーションを、絵に映らないところまで想像しながら描くこと。
——北村みなみさんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
制作のことでくよくよしている時は、宮崎駿監督の『出発点―1979~1996』を読み返して自分に発破をかけます。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
今後ではないですが、今年6月に刊行されたSF漫画短編集『グッバイ・ハロー・ワールド』(rn press)、7月に刊行されたイラスト作品集『宇宙(ユニヴァース)』(グラフィック社)をぜひ読んでほしいです!よろしくお願いいたします。
[DOTPLACE GALLERY #086: 北村みなみ 了]
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