清水玲奈
(しみず・れいな)
1936年5月16日、イギリス ウェールズ生まれ。60年代、イギリスの社会や政治情勢を風刺する漫画家としてキャリアをスタートさせる。その後アメリカに移住。ローリング・ストーン、インディペンデント、ザ・ニューヨーカーなどに次々と作品を発表し、注目を浴びる。1969年の渡米後、ジャーナリストのハンター・S・トンプソンと出会い、世界各地で取材を共にする。1971年に同著者「ラスベガスをやっつけろ」の挿絵をてがけてから2005年にトンプソンが死去するまで、「Fear and Loathing on the Campaign Trail '72」(73)、「The Curse of Lono」(83)の挿絵もてがける。フランシス・ウィリアムズ挿絵賞やWHスミス挿絵賞など多くの賞を得ており、American Institute of Graphic Artsによる1999年度の最優秀挿絵画家にも選出。今もなお健筆をふるう現役アーティストである。2013年9月のトロント国際映画祭では、本作のプレミア上映時、ライブペインティングパフォーマンスを披露した。 http://www.ralphsteadman.com