INTERVIEW
「『暗闇をもっと暗くしたい』、それを映画でやろうと思いました。」
暗闇の中で見る、喚ぶ、囁く。 映画『ホース・マネー』 ペドロ・コスタ監督インタビュー 聞き手・構成:小林英治 ポルトガルを代表する映画監督ペドロ・コスタの最新作『ホース・マネー』が公開中だ。過去作『ヴァンダの部屋』や『コロッサル・ユース』に続き、リスボンのスラム街フォンタイーニャ...
Jul 13, 2016
1959年ポルトガルのリスボン生まれ。リスボン大学で歴史と文学を専攻。青年時代はロックに傾倒し、パンクロックのバンドに参加する。国立映画学校に学び、アントニオ・レイスに師事。1989年長編劇映画第1作『血』を発表。カーボ・ヴェルデで撮影した『溶岩の家』(1994年)、リスボンのスラム街フォンタイーニャス地区で撮影した『骨』(1997年)でポルトガルを代表する監督として世界的に注目される。その後、『骨』の舞台になったフォンタイーニャス地区で、ヴァンダ・ドゥアルテとその家族を2年間にわたって撮影した『ヴァンダの部屋』(2000年)がロカルノ国際映画祭や山形国際ドキュメンタリー映画祭で受賞し、日本で初めて劇場公開、特集上映も行われた。同じくフォンタイーニャス地区を撮った『コロッサル・ユース』(2006年)はカンヌ国際映画祭ほか世界各地で高い評価を受けた。最新作『ホース・マネー』は、2014年ロカルノ国際映画祭で最優秀監督賞、山形国際ドキュメンタリー映画際2015で大賞を受賞。2015年にはニューヨークのリンカーンセンターでレトロスペクティヴが開催された。
映画『ホース・マネー』公式サイト
http://www.cinematrix.jp/HorseMoney/INTERVIEW
Jul 13, 2016