アピチャッポン・ウィーラセタクン

1970年タイ・バンコクに生まれ、タイ東北部イサーン地方、コーンケンで育つ。コーンケン大学で建築を学んだ後、シカゴ美術館付属シカゴ美術学校に留学、映画の修士課程を終了。 1993年に短編映画、ショート・ヴィデオの制作を開始し、2000年に初の長編映画『真昼の不思議な物体』を制作。1999年に映画制作会社「Kick the Machine Films」を設立。長編映画『ブンミおじさんの森』で2010年カンヌ国際映画祭最高賞(パルムドール)受賞。2015年には『光りの墓』がカンヌ国際映画祭ある視点部門で上映され、大きな賞賛を得た。また映画監督としての活動だけでなく、1998年以降、現代美術作家としても世界的に活躍しており、映像インスタレーションを中心に旺盛な活動を行っている。