気鋭のクリエイターを月替わりで起用し、本/読むこと/書くこと/編むことにまつわるグラフィック作品を展示する「DOTPLACE GALLERY」。
この10月度のトップページを飾るのは、コミティアなどの同人誌即売会やTwitterなどで作品を発表する丸紅茜さん。何気ない日常風景の隣にふと息づくかのような、少し不思議な世界観のマンガやイラストレーションが人気を博す注目の作家です。彼女のカラー作品の中でも特に存在感を持って描かれる「光」が「本」と交差する新作を、DOTPLACEのために描き下ろしていただきました。
丸紅茜さんに聞きました
——どのようなイメージまたはコンセプトで今回の作品を制作されましたか。
秋の夜長、Kindleに溜め込んだ山のような積ん読たちが誘惑もしくは圧迫してくる…という状況を物理的に表現してみました。
——普段、作品制作の上で重視していることは何ですか。
考えすぎると曖昧になってしまうので、わかりやすいか、かわいいか、いい感じかというところに何度も戻るようにしています。
——丸紅さんにとって大切な本を1冊挙げるとしたら何ですか。
『太陽の塔』森見登美彦(新潮文庫)
この主人公、完全に大学時代の自分です。事あるごとに読み返し、他人にも貸しまくり、5回以上は買い直している気がします。
——今後のご活動について何かございましたらどうぞ。
楽しい漫画を描きたいです。
[DOTPLACE GALLERY #038: 丸紅茜 了]
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